訪問マッサージの活用②
自宅や施設でマッサージの施術を受ける医療保険適用の「訪問マッサージ」は「筋麻痺」「関節拘縮」といった症状の治療が対象で、
例として脳血管疾患や骨折の後遺症のある人のほか、変形性関節症やパーキンソン病などがあり、介護保険と併用できるため、高齢者の利用がほとんどです。小児脳性麻痺などでマッサージを受ける人もいらっしゃいます。
体に麻痺や痛みがあり自力で通院できない方は、リハビリ不足で身体機能が衰えて寝たきりになりやすいのですが、新型コロナウイルス感染症の予防として普段利用していたデイサービスを控えたり、人との接触を避け自宅にこもりがちになる高齢者は多いと思います。
安静にしすぎて歩行の機会がなくなり、急速に心身の機能が衰える「廃用症候群」になることや、筋力低下による転倒が心配されます。こわばった関節は動かしにくいため、萎縮した関節をマッサージで少しずつ動かしていきましょう。
医療保険で訪問マッサージを受ける場合は、医師の「同意書」が必要になります。
要介護認定を受けている方で訪問マッサージを希望する場合も介護保険の枠は気にせずご利用いただけますので介護点数が足りなくなった場合にもおすすめです。
在宅介護が増える中、患者様や御家族に訪問マッサージを治療の選択肢として知って頂きたいと思います。
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